実は私は建築と同じくらい映画を観る事が大好きなんです。
という事で今回は建築に関する映画のご紹介をしたいと思います(^^
「ル・コルビュジエとアイリーン 追憶のヴィラ」
原題は『The Price of Desire』(欲望の値段)
すみません、初の映画紹介の試みですがいきなり映画としては弱い作品のご紹介です(^^;
この作品は建築と人物関係の予備知識がないとなかなか分かりずらい作品なんです。
現代建築の3大巨匠のひとりと言われているル・コルビュジエが登場しますが、
彼はあくまでもストーリーテラー的な存在なので主人公はアイリーンです。
インテリアデザイナーであり建築家でもある彼女の愛にあふれた生涯をアート作品を
観るような感覚で観て頂くと良いと思います。
「物の価値は、創造に込められた愛の深さで決まる」
アイリーンのこの言葉がこの作品の全てだと思います。
才能への憧憬と嫉妬、そして創作に対する価値観などとても興味深く、美しい情景と共にとても心に響く作品でした。