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木下斉著 地元がヤバい…と思ったら読む 凡人のための地域再生入門

 

以前当ブログでご紹介させて頂きました「稼ぐまちが地方を変える 誰も言わなかった10の鉄則(NHK出版新書)」の著者である
木下斉氏による地域再生の入門書、バイブルと言っても過言ではない書籍をご紹介させて頂きたいと思います。

 

「地元がヤバい…と思ったら読む 凡人のための地域再生入門」

 

このタイトルの通り、地方の地元が衰退し本当にヤバいと思っている方には必読の著書だと思います。

 

この本は物語形式になっており、地元に帰った主人公が地元が「ヤバい」と感じ、そこからいろいろな人との出会い、
地方再生の方法を見て実践して成功も失敗も経験する事により、主人公自体が成長し、さらに地元の街が活性化してゆく様を描いています。

 

物語形式ですのでまるで小説を読んでいるかのように物語に引き込まれあっと言う間に読み終えてしまいました。

 

この木下斉氏の著書で素晴らしい部分ははやりご自身の経験をもとに成功例だけではなく失敗例もしっかりと描いている事だと思います。

 

行政の補助金頼りになってしまう街の実態、1つの目線だけで物事を考えると周りが見えなくなり失敗する事に気が付かなかったり、誰もが陥りがちな失敗例もしっかりと描かれています。

 

そしてもう一つ大切な事、地元を再生するためには「ヒーロー」は必要ではない事。


地元を活性化するためにカリスマ性があり力があり影響力があるヒーローなんて現れません。

 

ヒーローが必要なのではなく、その街に住む凡人たちが同じ志の仲間と共にしっかりと地域の状況を見据えて行動を起こす事が大切なのです。

 

地元を再生したいと考えている方は是非読んで頂きたいと思います。