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床材について(畳:縁 編)

 

前回の畳のお話の続きになります。

 

前回は畳表の種類やサイズのお話をさせて頂きましたが、今回は畳の縁のお話をしたいと思います。

 

昔からある畳って縁がありますよね。

 

実はこの縁も様々な色や柄のバリエーションがあるんです。

 

良く見かけるような濃いグリーンやブルーの他にも赤や黄色、ブラウン系やグレー系など実に豊富なカラーが沢山あります。

 

柄も昔からある亀甲模様の他にモダンなデザインなどこちらも実に豊富なデザインが沢山あります。

 

畳を少し自分らしくお洒落に変えたいという方は畳の縁に拘ってみても良いと思います。

 

畳の縁の色やデザインのお話をさせて頂きましたが、前回のお話にも出てきたのですが縁がない畳もあります。

 

代表的な畳が「琉球畳」という商品なのですが、一般的に「縁がない=琉球畳」のイメージが定着してしまって

いるようですが、実は「縁なし畳=琉球畳」ではありません。

 

もちろん琉球畳は縁がありませんが、この琉球畳というのは琉球井草で目積で織られた畳表で作られた畳の事なんです。

ですので織り方も通常の畳と若干違っています。

さらに本当の琉球畳はお値段もかなりしますので、安易に縁がない琉球畳が良いと畳屋さんにお願いしてしまうと

畳だけなのに大変な金額が掛かってしまいますのでご注意下さい(^^;

 

通常の「縁なし畳」も縁がある畳よりもお値段は3倍程度上がります。

これは縁がない畳は四方に折り曲げながら巻き込んで貼り付けますので加工技術が通常よりも難しくなるためです。

畳数が多いとかなり金額が上がってしまいますので敷く場所の広さによってご検討して頂く方が良いと思います。

 

「縁なし畳」は縁がないのですっきりとしたシンプルなデザインになりますので和モダンのデザインのお部屋や

洋室やリビングの一部に敷く場合にはお勧めです。

 

一畳タイプでも製作可能ですが、正方形の畳を市松に敷くなどデザイン面から考えると半畳タイプを使うのがお勧めです。

 

私の設計ではその住宅のデザインやご予算に合わせて「縁有り畳」と「縁無し畳」を選定してご提案しております。