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内装の壁仕上げについて【コーディネートする場合の注意点 その1】

 

前回までビニールクロスから珪藻土壁紙・漆喰壁紙まで壁紙(クロス)の種類についてお話させて頂きました。

 

今回はその壁紙(クロス)の柄や色などをコーディネートする場合の注意点についてお話させて頂きたいと思います。

 

 

①外観から内装までご自身の持つイメージに合わせた壁紙を選択する

 

例えばシンプルモダンな外観と内観としたい場合は明るくナチュラル系の色ですと合わないですよね(^^;

やはりホワイト系やグレー系がメインのコーディネートになりますよね。

 

上記のようにご自身が思い描く住宅のイメージにあった色や柄を選ぶようにすると良いと思います。

 

もしイメージしずらい場合には壁紙メーカーなどのホームページに沢山の施工例がありますのでご自身のイメージに近いコーディネートを探してみて下さい。

 

 

②壁だけではなく床材や建具(ドアなど)、家具やカーテンとの色合いを考慮する

 

壁だけで選んでしまいますと別で選んだ床材の色や建具(ドアなど)の色と合わずに部屋全体のバランスが崩れてしまいます。

例えば床や建具(ドアなど)をダークブラウン系の色を選んだとして、壁紙を明るいイエロー系やピンク系の色を合わせてしまうと

非常にちぐはぐとした印象になってしまいますよね。

また壁と床は合わせたけど家具やカーテンをナチュラル系やポップな色を選んでしまうとちぐはぐした印象になってしまいます。

 

統一感があり理想とする空間の雰囲気に近づけるためには、その部屋に置く家具や家電、装飾や照明器具など全てをイメージして、トータルでコーディネートするという意識を持って選んで頂くことが大切です。

 

ご自身だけ決めるのは不安だという方も多いと思いますので、ご自宅を設計をお願いする建築士の方やインテリアコーディネーターの方に相談してアドバイスを頂きながら決めて頂ければ大丈夫です。

 

 

③壁紙を貼り分ける場合も他の色との兼ね合いを考える

 

ビニールクロスは色や柄がとても豊富ですのでメインをホワイト系の織物調や石目調で選んで一面のみアクセントで重厚な柄や明るい色のクロスで貼り分けたり、キッチンの背面をタイル柄で仕上げたり、天井を木目調のクロスで貼ったりと様々な貼り分けデザインのバリエーションがあります。


その際もやはり壁だけで判断せずに床や家具などトータルで考えるのが基本です。

さらに床や建具(ドアなど)、家具やカーテンの色など沢山の色がお部屋にはありますのでビニールクロスの貼り分けをやりすぎないように注意して下さい。


中には4面変えたい、壁一面と天井をアクセントにしたい、上下で分けたいなどのご要望もありますがカラーや柄がごちゃごちゃになってしまいますのでお勧めしておりません。


LDKなど大きな空間であれば壁1面と天井のアクセントでも問題ありませんが、6帖や8帖のお部屋で同じ様に貼り分けると沢山の色や柄が目に入ってきてしまうので落ち着かない雰囲気になってしまいます。


選んでいる時はそれで良いと思いがちですが、落ちついて組み合わせを再度検証してみると非常にバランスの悪い組み合わせになる事が多いです。


その空間に適したトータルコーディネートを心掛けて下さい。