令和三年一級建築士試験「製図の課題」発表


令和3年一級建築士試験「設計製図の試験」の課題発表 令和3年7月21日、令和3年一級建築士試験「設計製図の試験」の課題が発表されましたね! 今回の課題は「集合住宅」 ここ最近の課題の中ではかなり短くそのままズバリな課題のタイトルですよね(^^; 平成27年の「市街地に建つデイサービス~」のように集合住宅だけではない機能があることが 事前情報では分からないのでどんな要求室が求められるのか読めないですよね。 集合住宅の機能だけではなく集会施設やレストランなどが併設される可能性は十分あります。 また住居もワンルームやファミリータイプの2~3LDKなど要求室のバリエーションがある可能性も考えられます。 「集合住宅」なので高さに関しても1階平面図の他は「各階平面図」となっているため令和2年の 「高齢者介護施設」のように3階建ての可能性もありますし過去の集合住宅関連の課題から 5階建や7階建ても想定できます。 ここで注目したいのが要求図書の最後の注意書きで建築基準法例等に~と記載のある場所。 ここに今までも図面記載の要求があった延焼のおそれのある部分や防火区画なども 含まれていますが、今回は先頭に「採光」という表現があるためここが重要ポイントに なるだろうと予想できます。 さらに「高さの制限」という記載もあるため「採光」の検討も考えると今回の出題は中高層の 5階建てや7階建てになる可能性が高いのではないかと思います。 さらにさらに「採光」を検討させるなら隣地は開放性がある公園などではなく市街地でマンション や住宅、商業施設などになる可能性もありますね。 この製図試験は「空間構成」をまとめる力が必須であることは間違いありませんが、 今回の課題は設計を行う上での大前提となる『法令遵守』という建築士として絶対的に必要な 知識が問われる問題になるのではないかと考えています。 課題のタイトルがシンプルで併設される要求室が読めず、さらに何階建てになるかも不明な分、 対策しなければならないことが今までの課題よりも多くなりますが試験は待ってはくれません。 課題が発表されたここからが本番!! 一級建築士合格をつかみ取るために残り約3ヵ月を全力で走り抜けましょう!!!!