一級建築士製図試験 エスキスで大切な事は「無駄」を省く事!

 

8月下旬となり本試験同様の6時間半で課題を解く勉強も進めているのではないでしょうか?

 

そこでまず皆さんが一番最初に苦労するのがエスキスのまとめではないかと思います。

 

どうしたら約2時間でまとめる事ができるんだろう?

 

自分も最初に資格学校に通った時は結局エスキスのまとめ方が不安定なまま本試験を受けて見事に撃沈した苦い記憶があります。

 

各資格学校や通信講座等でエスキスのまとめ方はいろいろと指導があると思いますので、

皆さんはその指導に則って勉強を進めて頂ければと思いますが、

もしそれでもエスキスのまとめ方に漠然と不安を感じている方は是非読んで頂ければと思います。

 

自分の経験上のお話なのでこれが合わないと思ったらこの話は忘れて下さいね。

 

 

まず大前提としてどんな課題でも(2階建てでも3階建てでも高層の基準階でも)エスキスに関してはその課題毎に検討する順番や検討する方法を変えないで下さい。

 

これは非常に大切な事です。

 

どんな課題でも①構造種別/階数 ②面積確認(指定面積及び容積率・建蔽率など)・・・・・

作図前の1/400図面までは必ず同じ順番で同じ方法で進めて下さい。

これはどれが良いというのもはありません。

資格学校や通信講座で指導があるのであればその内容を基に自分のやりやすい順番を作って下さい。

 

順番や方法をその都度変えてしまうと、その時の課題にしか対応できず、それでも上手くいく時もありますが、

まったくまとまらない事も多くなります。

 

それはなぜか・・・その都度バラバラな順番でエスキスをすると次に何をしたら良いか?これは検討したっけ?のようにもう一度確認する時間がかかってしまい、さらに無駄な迷いが出てきてしまうからです。

 

エスキスで一番避けたいのは「無駄に時間を消費する事」「無駄に悩む事」です。

 

その「無駄」をまず省くために必ずエスキスの順番を決めてしまうのです。

 

そうすれば検討したかどうかなど迷う事無くエスキスを進める事ができるのです。

 

当ブログでも「頭を使う作業・手を使う作業」という内容で一度触れておりますが、課題文から抽出する内容のまとめには考えずに手を動かしてひたすらまとめます。

そしてアプローチとゾーニングを検討する時に初めて頭を使って作業します。

 

その手を動かしてひたすらまとめる作業の時に「無駄に悩む」と貴重な時間がどんどん削られてしまうのです。

 

考える作業に貴重な時間を費やしたいので、エスキスを進める際は「無駄」を省き、どんな課題でも必ず順番と方法を決めて進めるようにして下さい。

 

私はこの方法でエスキスを制限時間内にしっかりとまとめる事が出来るようになりました。