決戦の10月まで残り後わずか。
一級建築士製図試験への取り組みについて今まで技術的な部分に関していろいろとお話をさせて頂きましたが、
ここからは精神的なお話になります。
この一級建築士製図試験って基本的に自分との戦いなんですよね。
仕事で疲れていても眠くても勉強時間を確保するために自分の弱さや甘さに打ち勝たなければなりませんし、
エスキスにしても作図にしても自分にとって確実な方法をしっかりと確立させなければなりません。
昨年の製図試験受験者数は約10,100人、合格者は約3,500人と合格率は約35%、約3人に1人が合格する計算になります。
このように資格試験で合格者の割合も決まっている中で、やはり他人との競争であることは間違いありませんが、他人との競争に勝つためには自分自身に勝つ必要があります。
以前当ブログでもお伝えしましたが、他の人が出来ているとか、自分の方が出来ていたとか、練習課題で一喜一憂しても全然意味がなんです。
今はたとえ他人よりも評価が低くても、本番で合格できる図面と計画の要点を仕上げられれば良いんです。
以前私が製図試験を受験している時に今まで練習課題で常に評価され、廻りの皆もこの方は確実に合格するんだろうなと思っていた方が本番でまさかのエスキス失敗をしてしまい不合格になってしまった方がいらっしゃいました。
練習課題ではほぼ全てA評価だったんですよ・・・
それとは真逆で練習課題ではほぼA評価を取ったことがない方が本番で合格されていました。
これにはいろいろな要因がありますので一概には言えませんが、
まず間違いなく確実な事は合格するためにエスキスの方法をしっかりと確立して、作図の時間短縮の練習をして、計画の要点を的確に答えられるトレーニングをしっかりと行い、他人との比較はせず自分自身に打ち勝って勉強を進められた方が「合格」という最大の目標を掴めるのだと思います。
10月10日の本試験で自分自身の力を最大限に発揮できるように、まず自分との戦いに打ち勝って下さい。