11月5日にちょっとビックリした発表がありました。
国土交通省、経済産業省、環境省の省エネに関する合同会議を開催し、現行の断熱等性能等級4を上回る上位等級としてZEH基準の等級5だけではなくHEAT20 G2の性能を等級6に、HEAT20 G3の性能を等級7として設定する方向で検討を進めると発表がありました!
今年の4月より住宅の省エネ性能に関するの説明義務化が開始されタスクフォースで適合義務化を進めるという話はありましたが、さらに等級5の上位を設けるとは思ってもいませんでした。
もうすぐ受付終了になるグリーン住宅ポイントを取得する場合でも現行の最高等級である断熱等性能等級4が必要ですし、上記の説明義務化もあり現在住宅を販売されているメーカーやパワービルダー、工務店などは断熱等性能等級4の仕様としているところも多いと思います。
いまだに断熱等性能等級4に対応できていない会社はこれから本当に厳しい状況になるでしょうね・・・
今後11月24日に再び3省合同会議を開いて告示案・省令案をまとめ、パブリックコメントを経て告示を来年3月とする見通しという事です。
世界から見ればまだまだ省エネ後進国の日本ですが、ここでやっと重い腰を上げて進み出したというところでしょうか。
省エネ性能が高くない家でも十分住むことはできます。
「住むことは」・・・です。
夏熱くなく冬寒くない、少しでも快適な暮らしをしたいと思うのであれば目には見えませんがこの省エネ性能を少しでも上げて、夏の熱中症や冬のヒートショックから自分や家族の身を守り、冬毎朝寒い洗面所で顔を洗ったり夜寒い部屋で着替えをしたり・・・という日常のストレスからも解放される省エネ性能を持つ住宅を建てる事をお勧めします。
私としては関東でもHEAT20のG2レベルの性能が必要だと考えておりますが、最低でもZEHレベルの性能は確保して頂きたいと思っています。