前回からの続きです。
③断熱性能が低い場所だけを改修する
これは①の家全体や②の一部の部屋の改修のように壁や屋根、天井、床などの断熱材を施工するという
大規模な工事ではなく今お住まいの家に簡単に施工できる方法があります。
まず家の中で断熱性能が低い場所・・・それは「窓」です。
これは以前当ブログでもお話させて頂きましたので詳しくはそちらを読んで頂くとありがたいのですが、
「窓」からの熱の損失というのが家の中で一番大きい場所になります。
真冬に「窓」の近くにいると冷気を感じる事がありますよね?
それは外気の冷たい空気が窓のガラスを通して室内に入り込んでいるからなのです。
そこで一番の弱点である「窓」の断熱性能、真冬の冷たい空気を室内になるべく入れないようにすれば
断熱性能が向上し、部屋の中の快適さが上がります。
ただし窓そのものを取り換えてしまうと①や②のような他の場所にも影響するような改修工事が必要に
なりますので別の方法で断熱性能を向上させます。
それは「内窓」です。
メーカー製品であれば、㈱リクシルでは『インプラス』、YKKAP㈱ではプラマードUという商品になります。
今お使いの窓の内側の窓枠に新しく窓を設置するだけの簡単施工。
二重窓となりますので窓と窓の間に空気層が確保出来るため、断熱性能が上がり外気の冷たい温度が
室内に入ることを防ぎます。
また二重窓になるため防音効果も上がりますので外の騒音や室内の音をカットする事ができます。
これだけでも真冬の部屋の寒さを改善できます。
※ただし一番不利な場所を改善しただけなので根本的な解決ではありませんのでご注意下さい。
根本的に解決するには①の家全体もしくは②の一部の範囲だけの断熱改修工事が必要になります。
もし、今お住まいの家で真冬に窓からの冷気がかなり感じられるようであれば、
一度「内窓」の設置もお考え頂いた方が良いかもしれません。
窓の大きさやガラスの仕様によっても価格差はありますが製品価格は1ヵ所20,000円~70,000円位、
そこに施工費がかかると考えて頂ければ良いと思います。
さらに費用を安く抑えるためにDIYで内窓を作る事も実は可能です。
ただし私もDIYでの内窓を実践したことがないため、実際にDIYで施工しましたら、
施工にかかった時間や費用をブログにUPしたいと思います。
※コロナの関係もあり今年もまだ実践できておりません 汗
我が家で実践しましたら必ずブログでアップさせて頂きますね。
※写真は株式会社LIXILのインプラスという商品の写真を掲載させて頂いております。